フリーターは世間から見ればお気楽で何も考えていないような印象がありますが、
その印象の大半は間違っています。
何も考えていないように見えるのは、着の身着のままで生活しているからでしょうか?
でも本当は色んなことを考えて、悩んで、このままじゃダメだと毎日思っているんです。
悩んでいてもフリーターはフリーターだと言うかもしれませんし、その通りです。
でもお気楽なように見えるフリーターでも、実際は将来の展望などありませんし
いつ生活に窮するかもわからない不安定な立場なのは言うまでもありません。
その日暮らしではダメだと毎日のように考えている
多くのフリーターはこんな生活をしています。
・好きな時間に起きて
・バイトは行きたいときだけ行く
・食事も適当なものばかり食べている
・実家に住んでいて家賃も払っていない
こんなただれた生活をしていて、フリーターはお気楽で何も考えていないとすれば
それは人間としてもはや生きていく意味も見失っていると言えます。
少なくとも私の知っているフリーターはそんなお気楽な考え方をしている人たちではなく、
むしろその日暮らしではダメだと、毎日のように考えている人たちです。
「ん?考えているって考えてるだけだよね?やっぱりお気楽じゃん」
確かに端的に見ればその通りでしょう、しかしこの悩みはフリーターに共通する
大きな悩みであり全てを解決するための糸口であることも確かなのです。
考えているだけで解決できるなら苦労はしません、それも確かな事です
だからこそ世間はフリーターという存在について、お気楽な生活をしているという印象を
改めていく必要があるのではないでしょうか。
フリーターをフリーターたらしめているのは本人はもちろんですが、世間そのもの
社会そのものとも言えるでしょう。
問題を外に求めているわけではありません、だから世間や社会もフリーターという存在を
上手く利用するのは辞めるべきだと言っているのです。
世の中は需給バランスで成り立っています、フリーターという存在も同じこと。
需要があって供給がある、だからフリーターを求めてる人がいるからこそ
その人たちに都合のよいフリーターができ上がってしまうのです。
まさに、負のスパイラル 負け犬 社会の底辺 と言われる所以です。
世間体など気にしていないと言いながら、周りのことが気になる
大半のフリーターは世間体など気にしていないと言いますが、周りのことが
心底気になっているのが実情です。
しんどい仕事はしたくないと思うけれど、就職しないと将来がもっとしんどい
そう思っていながら、体が動かないのは染みついたフリーター根性によるもの!
周りのことが気になるなら、動き出すしかありません。
貴方が動けばフリーターは一人少なくなる。
そうやって多くのフリーターが動き出せば、いずれはフリーターという概念が
崩壊する日もくるでしょう、それこそが需給バランスの崩壊です。
社会が必要としていても、需要が追いつかなければ立場は変わり売り手市場になるわけです。
そうなれば、フリーターという地位も今は考えられないような状況になるかもしれません。
もしくはフリーターという言葉すらなくなるでしょう。
「俺一人動いたって意味ないもん、そんなの働きたい奴だけがやればいいんだよ」っていう
声が聞こえてきそうですが、フリーターとして一生を過ごすことができないのは
フリーターである貴方が一番良くわかっているはずです。
だからこそ、周りのことが気になってしょうがない、アレコレ煩く言われることが
何よりイライラするし「言われなくても分かってる!」となるのです。
言われなくても分かっているけど、抜け出せないのは単純に弱いからです。
いきなりトップスピードで走るのは無理でも、徐々に走り出すことならできるはずです。