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パターン1 使い捨て感覚で誰かが辞める度に正社員として採用するパターン

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正社員を目指して転職活動を始めたら色々な求人広告を目にすることでしょう。ためしにネットで検索してみると良いでしょう。「月給30万円以上」「昇給・賞与・特別手当あり」「社宅・寮あり」「子育て支援」「未経験者歓迎」「中高年の方活躍中」など色々な文言が目に入ってくるはずです。

 

中には「フリーター大歓迎」と書かれている求人広告もあるはずです。しかし、これを鵜呑みにするのはちょっと危険かもしれません。

 

会社は利益を出すための場所ですから「フリーター大歓迎」なんていうのは本来ありえないわけです。会社に利益をもたらせるようになるまでの下積み期間はお給料をただ払うだけで損をすることになります。

 

経験がないから利益を出してくれる人材に育つかどうかも不明ですし、利益を出せるようになるまでの期間も短いか長いかわかりません。元フリーターを雇うということは、会社にとってもリスクが高い行為なのです。

 

それなのになぜ、フリーターを歓迎するのか?これは使い捨て感覚で誰かが辞める度に正社員として採用するパターンが考えられます。

 

所謂「ブラック企業」というやつで、次から次に人が辞めてしまうので、未経験でも元フリーターでもなんでもいいからとにかく雇おうという場合です。

 

当然そんな職場だと、連日のサービス残業の強制、パワハラ、セクハラ、モラハラのオンパレードということもあります。そんな職場に就職できたとしても、長続きはしません。また長続きさせる必要もないのです。

 

安易な文言に騙されることなく、しっかり会社を調査して、ブラック企業に引っかからないように注意しないといけませんね。

 

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パターン2 スキル不要の業務専用の正社員。誰もやりたくない仕事をあなたに任せるパターン

「フリーター大歓迎」を掲げている会社の中にはスキル不要の業務専用の正社員を雇おうと考えているケースもあります。つまり、誰もやりたくない仕事をあなたに任せるパターンです。

 

大量のコピー取り、事務所内の清掃、書類の整理や荷物の上げ下ろしなどなど会社には誰にでもできる簡単な業務というものがあります。

 

優秀な社員が、誰にでもできる簡単な業務で時間を使ってしまうというのは会社にとってメリットがありませんから、採用した元フリーターに押し付けて、優秀な社員には仕事に専念してもらおうというものです。

 

勿論、それ自体は決して悪いことではありません。違法な行為でもなんでもありません。しかし雇われた側からすれば、いつまでも誰でも出来る仕事だけを押し付けられて給与も上がらなければ、仕事のスキルも磨けないというのでは困ります。

 

最初は誰でも簡単な仕事から始めます。電話番や簡単な伝票処理などからスタートすることが多いでしょう。しかしそれはいずれスキルアップしていく前提です。誰でもできるような仕事を通して会社の業務について学んでいくためです。

 

厄介な仕事をあなたに全部押し付けるだけ押し付けて、ずっと同じルーティンワークをするだけならアルバイトと結局やっていることは変わりません。そんな社員を飼い殺しにしようとしているような企業はおすすめできません。

 

事前にどんな業務で募集しているのか、募集要項を確認するのが良いでしょう。「誰にでもできるお仕事」がメインのようであれば避けたほうが良いですね。

 

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パターン3 とにかく頭数が必要。飛び込み営業系職種にありがちな兵隊型正社員パターン

フリーターを大歓迎してくれる正社員の一つに、飛び込み営業職というものがあります。

 

住宅地を一日中歩き回って、ピンポンを押し、飛び込み営業をかけるというものです。当然ほとんどの人は居留守を使ったり、玄関に出てきてくれることはありません。無視されることがほとんどで、たまには罵声を浴びせられることもあるでしょう。

 

しかし1日中あちこちの家をピンポンしていれば、たまに話を聞いてくれる人が出てくるのです。そこから営業がスタートです。あれこれ話をして「見積もりだけでも!」と持ち込むわけです。

 

こうした飛び込み営業系職種にありがちな兵隊型正社員はとにかく頭数が必要です。片っ端から営業をかけるのですから、人数が必要なのです。

 

元フリーターで、特別資格があるわけでもないから安く雇うことができます。アルバイトに飛び込み営業しろと一日中歩かせればすぐに辞められてしまいますが、仕事を求めてきた正社員であれば、そう簡単にはやめません。

 

また、こうした業務は誰にでもできることです。

 

必要なのは度胸と笑顔、愛嬌、くじけぬ心ですから経歴は問われません。むしろあれこれ誇るべき職歴があって、資格などを持っている方が「自分に合う仕事ではない」と早々に見切りを付けてしまいますから何も資格も特技もない、職歴もなくて誰も雇いたがらない人材の方が長期的に雇用することができて「得」なのです。

 

あなた自身が「自分は営業向きの人間だ」と思うのであれば頭角を現して、仕事をどんどんとって、出世することもできるかもしれません。しかしあまり対人スキルが高くないという場合には、うかつに手を出さないほうが良いでしょう。

 

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パターン4 大半が辞めることを計算済み。とにかく安い給料で大量に雇って辞めなかった者を育てるパターン

フリーター大歓迎の中には、ほとんどが辞めることを計算済みという会社もあります。とにかく安い給料で大量に雇って辞めなかった者を育てるパターンです。

 

面倒な仕事、お給料の割に合わない仕事、過酷な仕事。とにかく辞めるという前提で人を大量に雇い、その中から辞めなかった人だけ数人残れば良いかなという考えです。

 

このケースの場合、残れば良いと考えるかもしれません。しかし、まず残れないような状況になっていますし、残ったとしても、社員をゴミのように扱う会社ですから決してやりがいのある仕事が見つかるとは思えません。

 

自分の目的をもう一度よく考えてみましょう。何のために正社員になりたいのか。

 

生活を安定させ、お給料を今までよりも多く得て将来の不安を解消させることが目的なのではないですか?

 

そのために必要なのは、会社に使い捨てされることではありません。会社で働き、利益をもたらし、会社で必要とされる人材にならなくてはいけないのです。

 

こうした会社に入ってしまい、すぐにやめてしまうと逆に経歴に傷がつきます。長期間フリーターをやっていた挙句、就職したと思ったらさっさと辞めるような人間......そんなレッテルがついてしまうのです。次の会社で「頑張ります!」といくらアピールしても、信じて貰えるはずがありません。

 

そんな事態になってから「あの会社が酷かったんだ!」なんて言い訳は通じません。「それはあなたが働くということを甘く見てたからだ」、「企業研究を怠ったからだ」と言われてしまうでしょう。

 

大事な自分の人生だからこそ、安易なキーワードに飛びつくのは良くないと言えるでしょう。

 

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パターン5 「フリーター大歓迎」の真の意味は「使い勝手のいい人大歓迎」

就職するにあたって、フリーター大歓迎という文言があればなんとなく嬉しい気持ちになるのは分かります。未経験者でも雇ってくれるんだ!という気持ちになりますよね。

 

でも、そこにはフリーターでも出来る仕事というニュアンスが含まれています。誰にでもできる仕事だからこそ、歓迎できるのです。つまり、「フリーター大歓迎」の真の意味は「使い勝手のいい人大歓迎」ということです。

 

正社員と言う立場を与えて、給料をちょっと払えば多少の理不尽には文句も言わない、使い勝手の良い人を歓迎しているのです。

 

脱フリーターを目指して正社員を目標にするのは良いことです。しかしゴールは正社員になることではありません。正社員になり、人生を立て直すことです。

 

誰でも大歓迎!と扉を大きく広げたゴールに飛び込むのではなく、入るのは難しいかもしれないけれど、正社員と言う門をくぐったあとに道が続いている会社を選ばなくてはいけません。

 

勿論、フリーターを歓迎していない職場への就職は難しくなります。しかし絶対に歓迎していないからと言って、雇わないと言っているわけではありません。あなたの熱意、就職に向けた意気込みなどをアピールすることができれば雇ってもらえる可能性はあります。

 

就職活動をしながら、同時に資格取得などもできれば更に関門突破しやすくなるでしょう。安易な逃げ道に逃げるのではなく、未来を見据えた就職活動をしたいですね。

 

就職は一度してしまうと、なかなか転職することができません。特にフリーターの場合は経歴が経歴ですからすぐに辞めてしまうのは大きなマイナスになります。この会社!という求人を見つけられるように努力を続けましょう。

 

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