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「マーフィーの法則に陥らないために
       〜システムアナリストができること〜

1.日時

2005年12月11日(日) 13:30〜17:00(開場 13:00)

2.主催

日本システムアナリスト協会 関東支部

3.後援

NPO法人ITコーディネータ協会
 

5.場所

ホテルはあといん乃木坂(健保会館)6階ソレイユ
 
 

4.プログラム
○関東支部長挨拶     
 JSAG 安藤秀樹
 ・開会の挨拶
 

      司会 JSAG 持田            JSAG関東支部長 安藤
 
  ○基調講演
 『情報処理技術者試験センターのご紹介とシステムアナリスト試験について』
   独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
   情報処理技術者試験センタ 企画グループ
   菅野 篤様
  
  第一部 情報処理技術者試験センターのご紹介
   ・情報処理技術者試験センター(以下、試験センター)は
    昭和59年4月に設立され、平成16年4月のIPA発足に伴い、
    同機構に移管されて現在に至っている。
   ・情報処理技術者試験(以下、試験)は、年間350会場以上で実施され
    60〜70万人の方が受験している。
   ・特に秋期は他の資格試験(『英検』や『宅建』)と試験日が重なっており、
    会場の確保は苦労している。
   ・試験の運営は受験者からの受験料5,100円で賄われている。
    (公費は一切入っていない)
   ・試験問題は試験委員会で作成しており、
    同委員会は大きく以下の3部会に分けられる。
      問題を作成する『作成部会』
      技術動向や難易度を考慮して出題する試験問題を選定する
       『選定部会』
      問題の論理的、形式的チェックを行う『チェック部会』
   ・384名の試験委員はこのどれか一つの部会に所属して作業を行っている。
    (作業の独立性を確保するため、部会を兼務することはない。)
   ・試験委員は民間企業の人がほとんどで、本業が終わった後に
    作業を行ってもらっており、問題作成から採点まで1年がかりの作業と
     なる。
   ・JSAGには手を挙げていただけるなら、
    試験問題作成に関わっていただけることを期待している。
 
   
           IPA 菅野様

  第二部 システムアナリスト試験について
   ・試験制度の中でシステムアナリストの位置付けは
    情報化戦略策定に大きな役割を担う人材を想定しており、
    情報システム開発の広範囲をカバーできる人材を
    評価できるよう設計されている。
   ・午前試験についてはAN、PM、APで問題を共通化することで
    他区分からの受験者の負担を軽減しているが、
    共通化していることで、ANの試験としては少しピントがずれてしまっている
    出題があることは認識している。
   ・午後U(論文試験)では、経験のみを問うのではなく
    設問の状況に応じた対応を考えることができ、
    それを文書に表すことが出来るという点に評価の重きがおかれている。
   ・合格者を統計資料で見ると、AN合格者のほとんどは
    他区分の合格も併せ持っている。
    (ANのみ合格は全体の15.8%)
   ・年齢別の分布では39才〜46才の人数が最も多く、
    性別では累計合格者数2888名のうち、女性は136名しかいない。
   ・都道府県別(合格時)で見ると、累計合格者が10人に満たない県が
     多くある。
    (合格者ゼロの県もある)
   ・今後のIT人材育成については現在、産業構造審議会にて
    アクションプランを作成中であり、平成18年3月には答申が出る予定
     である。
   ・『システムアナリスト試験』への提言については
    制度見直しの中で参考とさせていただく
 
 

  ○JSAG 5周年記念プロジェクト報告
 日本システムアナリスト協会(JSAG)についての紹介
  JSAG 安藤秀樹
   ・本会は2000年11月11日の設立以来、今年で5周年になる。
   ・発足当時167名だった本会も、現在では465名の会員を抱えるまでに
    なった。
   ・このままのペースで行くと、2010年には
    700人を超える大きな組織に成長することが見込まれる。
   ・節目である今年、5周年記念プロジェクトの企画がもちあがり、
    各担当でプロジェクトを推進してきた。以下、その成果について発表する。

 
 @当事者として、JSAGは「システムアナリスト」についてこう考える
   〜システムアナリスト試験についてJSAGからの提言〜
  JSAG 島本栄光
   ・この提言はタイトルにあるように『当事者』としての提言であり、
    IPAや試験制度を攻撃するものではない。
   ・提言は人材像と試験制度についてまとめたものであるが
    JSAG内でこのようなテーマについて議論を行ったこと自体が
    最も有効であったと考えている。
   ・今回の提言で最も主張したいのは、JSAGは今後も継続的に
    『システムアナリスト像』を追求していきたいということである。
   (提言の詳細についてはHP掲載資料を参照)


         JSAG 安藤                 JSAG 島本

 AIT業界のマーフィーの法則『システムアナリスト大賞』の発表
  JSAG 大家正巳
   ・IT業界の問題点を認識し、問題意識を共有することを
    目的として行われた。
   ・日経BP社『日経IT21』誌 当時の編集長桔梗原富夫氏に
    特別審査員として参加いただいた。
   ・JSDGに投稿と投票の協力を頂いた。
   ・投稿総数は202作品で、システムアナリスト大賞 一席(2作品)は
    以下のとおりです。
     ・ITの専門(システムアナリスト)はITでできないことを知っている。
     ・ユーザーが言ったとおりのシステムを作っても、
      ユーザーが思ったとおりのシステムにはならない。
   (全202作品はHP掲載資料を参照)

 BJSAG関東支部 メソドロジー研究会成果発表
  JSAG 近藤知彦
   ・JSAG関東メソドロジー研究会(以下、M研)では、
    システムアナリストの『スキル標準』をベースに
    その方法論についての新たな知見を発見することを
    目的に活動している。
   ・今年度は仮想の空調保守会社を対象にした
    『情報システム構想の立案』について発表する。
   ・各タスクを討議した結果、業務モデルの表記方法において、
    DMM(DiamondMandaraMatrix)とJGMD(JsagGyoumuModelDiagram)を
    組み合わせて、表現すべき対象を網羅する方法を考案した。
   ・今後は残りのステップを実施し、その後全体を振り返る予定です。
   (内容についての詳細はHP掲載資料を参照)
 

         JSAG 大家                 JSAG 近藤

 

○パネルディスカッション
 モデレータ: JSAG会長 清水 順夫
 パネリスト:(5名)
 ゲスト IPA情報処理技術者試験センター 菅野篤様
 ゲスト 日経ITプロフェッショナル副編集長 平田昌信様
 JSAG  ITマーフィー最多受賞者 山本康
 JSAG  M研分科会 田中浩之
 JSAG  試験制度 島本栄光
 
 1)パネルディスカッションの主旨
  ・去年のオープンフォーラムで、システムアナリストとはロール(役割)で
   はないか、との理解ができた。今回はその先を検討してみたい。
  ・JSAGプロジェクトとして、試験制度への提言、マーフィーの法則、メ
   ソドロジー研究の成果が発表された。それらも活かしながら、システムア
   ナリストのあり方、今後を探ってゆきたい。
 
 2)まず、マーフィーの法則をネタに
  ・アナリスト集団はITの専門家として、IPAからも評価いただいている。
   しかし、こんなに失敗事例らしきものが集まるとは、正しい方向に向いて
   いるのかとの疑問も湧くとの問題提起がされた。それについては、ユーザ
   がシステム構築を楽に考えているので、それに対する警鐘としてゆきたい
   との意見が出された。
  ・マーフィーの法則の作成過程において、人ごと、無責任さ、評論家の立場
   が見られ、腹立たしく不愉快に感じていた、との厳しい発言が飛び出した。
  ・アナリストは何ができるかについて議論が進められた。ユーザとベンダの
   橋渡しをきちんとすることがミッションとされたが、「では、アナリスト
   がしっかりしていないからマーフィーの法則が続出するのか。」との問い
   に、どうやらそのようだとの雰囲気が漂う。
  ・要件定義は、本来はユーザが実施すべきものだ。だだし、個人の意見か全
   体の意見か区別のつかないことも多く、また、アナリスト(コンサル)は
   作成支援のはずであるが、多くのユーザは作成そのものを丸投げしている
   との現状が発言された。それに対し、多くのユーザはそうであるが、一部
   の先進ユーザは自分たちで計画立案を始めており、アナリストが取り残さ
   れるのではないかとの危惧が示された。
  ・アナリストはITの提供なのか、開発側なのか、いろいろと立場がある。
   その中で、システム開発をしてよいかどうかを判断できないといけない。
   今後、動かないコンピュータを減らしてゆくには、独立した立場で判断す
   る方が良いと思われる。


JSAG清水   菅野様   平田様     JSAG 島本  山本   田中

 3)試験制度に関連して
  ・PMPにはPMBOK、ITCにはプロセスガイドラインがあるが、アナ
   リストに存在しているスキル標準のままでよいか、議論を行った。
  ・根本において、実際の現場と期待する人材像が乖離しているように感じら
   れる。また、組織においても、経営戦略、情報戦略のあり方が漠然として
   いることもあるし、経営戦略(事業戦略)とは別にシステム戦略が独立し
   て存在することも可能と考えられる。
  ・現実のアナリスト(JSAGメンバ)の仕事とは、マーフィーの法則に陥
   らないようにすることとも言えるが、IPAの示す人材像の範囲よりかな
   り広い分野をカバーしていると思う。
 4)M研(メソドロジー)成果を試験に取り入れは可能か
  ・M研で成果としたスキルを試験で測れるか、もしくはM研の成果を試験に
   取り入れられるか議論した。
  ・M研が成果としたものは人と人とのコミュニケーションツールを念頭にお
   いているが、情報処理では文章上のスキルである。つまり、M研スキルを
   評価するなら、面接をしないと無理である。
  ・今回のM研成果発表では、開発前に事前評価のプロセスを実施することを
   取り入れている。そのような時間軸をもとにした問題の作成に活用すれば、
   良い題材になると確信している。
 5)会場から
  ・今回のオープンフォーラムはITC知識ポイントの獲得にコストパフォー
   マンスが良い、との発言が飛び出した。
  ・ITCとアナリストが力を合わせ、成功事例を世に出してゆくことでシス
   テム開発もうまく進むのではないかと思う。
 6)最後にIPA担当者から
  ・いろいろな提言を検討してゆきたい。
  ・試験作成メンバに是非とも立候補してください。

 

  ○閉会挨拶
 JSAG清水順夫会長
  ・ご来場に感謝いたします。盛会になりました。
  ・JSAGは設立以来5年が経過しました。安藤次期会長を中心にあらたな
   発展することを祈念しています。
  ・引き続き、必要な支援は惜しまずに行ってゆきます。
 JSAG安藤次期会長
  ・2010年の750名体制を見据え、体制を整え、発展と研鑽に努めたい。

 
       JSAG 清水会長
 

 

  ■懇親会
3階312号室 17:30-19:30


 
 
  本フォーラム実行委員
  ( 1)実行委員長    安藤秀樹
( 2)受付、会計     辻本一、阿部智英子
( 3)申込み受付     森田善和
( 4)来賓受付      中西佳世子
( 5)名簿管理      後藤拓郎
( 6)司会         持田啓司
( 7)資料作成      尾竹愼一、富田修司
( 8)会場係り      山本康・櫻井伸朗、藤原裕二、林公恵、飯浜達也
( 9)当日記録     滝沢信明、松尾剛
(10)写真撮影     山口正志、久手堅憲之
(11)Web担当      阿部政夫、二宮和彦、山口正志
(12)ITC修了証担当 二宮和彦
(13)懇親会司会    庄司敏浩

 
  多数のご参加を頂きましてありがとうございました。
 
 

 


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