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IT業界の「マーフィー の法則」

ITの職場に潜む「マーフィーの法則」を、システムアナリストたちが鋭くえぐり出し、その中からシステムアナリストの眼で「システムアナリスト大賞」を選びました。他社の轍を踏まず、全体最適を目指した情報戦略と成功するプロジェクトによってIT業界の発展に寄与することを願い、ここに発表いたします。

投稿期間:2005.7.1〜8.20 投票期間:2005.8.30〜9.30 投稿総数:202作品

特別審査員:日経ソリューションビジネス編集長 桔梗原 富夫氏

協力:上級システムアドミニストレータ連絡会(JSDG)

※ 各作品の著作権は、その作品の投稿者に帰属します。

投稿全作品はこちらからご覧いただけます。
  


 

  システムアナリスト大賞 一席【2作品】
     
「ITの専門家(システムアナリスト)は、ITでできないことを知っている。」Y.Y

「ユーザーが言った通りのシステムを作っても、ユーザーが思った通りのシステムにはならない。」H.I
  
 

 
システムアナリスト大賞 二席 【3作品】
 
「システムのあるべき姿(to be)は、システムがカットオーバーした時に明らかになる。」S.S

「シスアナが客先を尊重するとベンダーに疎まれ、ベンダーを優先すると客先に切られる。」K.A

「過去の失敗プロジェクトの経験に基づく格言の価値が判るのは、既に同じ失敗をし、格言を聞く必要のないSEだけ である。」H.K
 
 

システムアナリスト大賞 三席 【4作品】
   
「新規システムの予想効果はしばしば投資額から逆算される。」N.I

「最高のアイディアは、期限を過ぎた時に思いつく。」S.S

「システムアナリストは求められる人材らしいのだが、優秀なシステムアナリストがいたから有効なシステムができたという話を聞かないのは何故だろう?」Y.Y

「業務改革は、業務を知らないとできないが、業務を知り尽くしていてもできない。」Y.Y
 
 



 
特別審査員賞 「IT21メモリアル桔梗原賞」
   
この賞は、日経BP社の雑誌「日経IT21」2002年10月号の特集「IT版 マーフィーの法則」に、当協会が総力を挙げて協力させていただいたことにちなみ、当時の編集長桔梗原富夫氏に特別審査員をお願いして選考していただいたものです。

【桔梗原富夫氏より】

皆様には、「日経IT21」のときに大変お世話になり、ありがとうございました。皆様にご協力いただいてまとめた「マーフィーの法則」の特集は読者からとても好評だったことを覚えています。今回も秀作ぞろいで、思わずニンマリしてしまうものや、ちょっとムッとさせられるものがあったり(笑)、楽しく審査させていただきました。

私は現在、「日経ソリューションビジネス」という、システムを提案する方向けの雑誌をつくっています。不採算案件の撲滅、オフショア開発、セキュリティ対策の提案法、ERP提案法、提案書の書き方などについてよく記事で取り上げています。こうした現在の私のツボにはまる作品がたくさんあり、記事のヒントをいただきました。

1点を選ぶというのはなかなか難しいのですが、次の作品を選ばせていただきました。
 

最 優 秀 賞
     
「ソリューションプロバイダという言葉は、ソリューションを立案できないユーザーの責任転嫁と、ハコ売りで儲からなくなったベンダーの売上げ向上という、WIN-WINに寄与する特効薬である。」Y.S
 
 
寸評:この作品には1本とられたという感じです。日経ソリューションビジネスでは、システムインテグレータやシステムディーラーなどの総称として「ソリューションプロバイダ」という言葉を使っています。文字通りソリューションを提供する企業という意味で使っているのですが、果たして本当の意味でソリューションプロバイダと呼べる企業はどれだけあるのか、という気持ちを一方で抱きながら使っているのは事実です。そこを見事に突かれました。ほかにもソリューションについて扱った作品がありましたが、ソリューションという言葉はよもすると売る側のセールストークになりがちです。日経ソリューションビジネスでは、ユーザーにとって真に役に立つソリューションを提案するためのヒントを提供していこうと、自戒を込めてこれらの作品を読みました
 
 

優 秀 賞 【5作品】>

   
「人は余っているが、人材は余っていない。」M.O
 
  寸評:システムインテグレータのトップにインタビューするとよく聞きます。でもこれはIT業界だけではありませんね。
 
     
「ERPのビッグバン導入で、はじけ散る業務」Z.H
 
  寸評:思わず笑ってしまいました。
 
     
「失敗プロジェクトでは、『原因究明』よりも『犯人探し』が優先され、『対策の有効性』よりも『言訳の美しさ』に重きが置かれる。」M.N

 
  寸評:最近はPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)を設置する企業が多いようですが、仕組みの前に人の意識を変える必要があるということですね。
 
     
「『お客様のため』と称した提案書、よくよく読むと『ベンダーのため』。」R.M
 
  寸評:売らんかなの姿勢が丸見えの提案書では受注できない、と記事では書いているのですが、見抜けないユーザーも多いようです。
 
     
「古くて性能の低いパソコンを使用している社員のスキルが一番高い」M.N(JSDG)
 
  寸評:思わず自分の周囲を見回して納得してしまいました。
 

 
(以下、重複受賞あり)
 
  経営戦略・情報戦略賞 【一席 2作品】
     
「経営課題は、情報戦略のみでは解決されない。」Y.T

「理想的な情報戦略は、ありえない前提の上に築かれる。」Z.H
 

  システム設計・開発賞 【一席 2作品】
     
「ユーザーが言った通りのシステムを作っても、ユーザーが思った通りのシステムにはならない。」H.I

「部品化・再利用の掛け声のもと、よ〜く似ているけどちょっとだけ違うコンポーネントが山ほどできて、
結局、再利用はちっとも進まない。」K.N
 

  プロジェクトマネジメント賞 【一席 3作品】
     
「プロジェクトを計画通りに遂行して、何もトラブルを起こさないと、誰からも評価されない。」Y.Y

「プロジェクトは会議室で起きているのではなく、現場で起きている。しかし、失敗の種は会議室からもたらされることが多い。」M.O

「コンティンジェンシープランは、その必要の無い順調なプロジェクトにおいて策定される。」S.Y
 

  業 務 賞 【一席 1作品】
     
「業務改革は、業務を知らないとできないが、業務を知り尽くしていてもできない」Y.Y
 
  顧客関係賞 【一席 1作品】
     
「最初恐いクライアントほど仕事が進み、最初優しいクライアントは最後が恐い。」T.T
 
  ヒューマンスキル賞 【一席 1作品】
     
「優秀なエンジニアほど寡黙で、他人とのコミュニケーションが得意でなく、自分で何でも解決してしまうので、重要なノウハウはなかなか組織に蓄積されない。」H.A
 
  職 場 賞 【一席 1作品】
     
「なぜか、使えない自分の名刺の在庫が増えていく。」Y.M
 


 
  任意設定賞 【21作品】
     
電車男賞

「愛は地球を救うが、AIは未来のシステムを救う。アイドルはオタを救う。」M.O

未定着賞

「革新的、革命的と言っている間は、システムは定着していない。」Z.H

自己啓発賞/情報処理技術者試験賞

「情報処理技術者の試験後に、勉強のやる気がでる。」K.T

IT業界賞

「職種は増えているが、やっている仕事は変らない。」M.O

絵に描いた餅賞

「理想的な情報戦略は、ありえない前提の上に築かれる。」Z.H

そのとおりで賞/勇気のしるし賞

「1日は24時間ある。」M.O

ナレッジ賞

「『情報共有』のシステムが完成しても、確実な情報共有の手段はいまだに『回覧とミーティング(会議)』」R.M

アジャイル賞

「XPの生産性はペアの人間関係で決まる。」H.I

情団連特別賞

「情報処理試験では、毎年15歳くらいの合格者が出るが、そういう賢い子はIT業界には進まない。」K.N

人類の進歩賞

「『最悪』のプロジェクトは、次のプロジェクトが始まったころには、『二番目』になる。」Y.Y

共感賞/チャンスは平等?でもないで賞

「面白そうな企画ほど、やたら忙しい時に始まる。」M.O

そのものズバリ賞

「見積りは、予算に比例する。」S.T

ドラえもん賞

「マーフィーは存在する。夜中にこっそり仕事をしてくれる小人も存在する。」M.O

Runner賞

「『後は走りながら考えよう』と始めたプロジェクトに限って、走り出すと誰も考える余裕がなくなる。」N.I

要求定義賞

「コンサルタントがリードした要求定義をベースとするシステム開発は失敗する。プロジェクトマネジャーがリードした要求定義をもとに開発したシステムは価値がない。アーキテクトがリードする要求定義の結果は、その分野の技術だけしか実現されない。」H.I

初心忘れるべからずで賞

「IT投資効果の削減工数ほど、人件費は減らない。」H.A

悲しい性で賞

「仕様凍結の日程が決まると、ユーザーは活発に活動を始める。」K.A

ソリューション賞

「『エンタープライズ』『ソリューション』『次世代』などの言葉が結びつくと、何を志向しているのかがわからなくなる。」M.O

お疲れ様で賞

「『今日は定時で帰るぞ!』と言っている人は定時に帰れない。」S.I(JSDG)

コミュニケーション賞

「分かっていない人同士で会議をすると、なぜかスムーズに話が進む。」Y.Y

パラドックス賞

「システムアナリストは何をする人なのか、彼らもそれを知らない。」Y.Y


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実行委員:大家 正巳、銘苅 康弘、冨田 偉久、中西 佳世子
 
 
 


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